野外業務
海底重力探査
海底重力探査は船上重力計やAUV搭載重力計、海底重力計等を使用して行われますが、最も精度の高いデータが得られるのが海底重力計です。
当社は応用地質株式会社と共同で海底重力計を保有していますが、海底重力計の耐圧容器内にScintrex社のCG-5陸上重力計を収納することにより、陸上とほぼ同等の高精度データをご提供しています。
また、ウインチ・ケーブルを介して船上の制御装置で重力観測値をリアルタイムで表示したりすることが可能です。
保有している海底重力探査装置は20トン程度の小型船に搭載が可能で、ウインチ・ケーブル長が600mですので水深数mの浅瀬から大陸棚全域にわたり探査が可能です。
一般の地下構造調査、活断層調査、地下資源調査等に適していますが、そのほか音波探査等を実施しても深部構造の解明が難しいところで、有用な地下情報が得られる可能性があります。
- ① 調査船
- ② 海底重力計巻上げ用ウインチ(600m)
- ③ 海底重力計をウインチ等で海中に投入
- ④ 船内の重力測定装置
- ⑤ 耐圧容器内の陸上重力計